NICUでの生活の始まり

次の日、起きたらもう昼前だった。
相当疲れていたので、ずっと眠っていました。

朝食兼昼食を作って食べ、妻の病院へといった。

そこで昨日あったことを話した。
結果的に何もなかったからよかったけど、髄膜炎の検査で独断でサインしたこと、検査でも何が原因なのかがわからないこと。
そして今後1か月ほど、NICUでの入院生活が始まったことを伝えました。

息子を出産して、陣痛の痛みを乗り越えた妻の気分は晴れやかでしたが、息子がの入院ときいて心配そうにしていた。
産む前は子どもなんて適当でも育つ。子どものことは好きじゃないけど、旦那が欲しいって言ってるし、そろそろお母さんたちに孫も見せたいから産む!なんて話していたけど、産んでから、ましてや直後に搬送されたことで、その気持ちは少し変わりつつあった。

息子の面会は1日1回1時間までで、お昼の時間は避けるのと、夜の遅い時間も避ける。
それ以外ならいつでも面会に来てくださいとのことでした。

妻の病院を出て、息子の入院している総合病院へと向かった。
幸いなことに、自分の住んでいる場所から車で20分もかからないところだった。

病院に入ってNICUの場所に向かうが、なんせ昨夜は緊急搬送されたため、通常の玄関からは入っていないし、帰る時も玄関ではなく緊急口から出て帰ったため、病院内で少し迷子。
まずエレベーターが目的の階に止まらないものしか見当たらない、そして1階下の階で降りて階段で以降って思って1階下の階で降りて探し回るけど、上に上がる階段が見つからない。
なんてこった。息子に会うだけで、こんなにも苦労するのか(笑)

因みにNICUは一般の方は入れないように、別のエレベーターになっていた。
やっと見つけて乗り込み、NICUと看板の書かれている方へと向かった。

やっと見つけた。
上着や鞄をNICU前に設置されたロッカーに預け、手を消毒し、インターホンを押す。

「どうぞ~」

始めてNICUに入る。

ピローンピローン
ピローンピローン

エーーーーーン
エーーーーーン

ピピピピピピッ
ピピピピピピッ

目の前に約10台の箱があり、その中には、いろいろな理由でここに搬送された新生児がいる。
その中に息子は真ん中あたりに陣取っていた。
看護師さんは3人ほどいた。

息子の様子はというと、鼻から管を通され、胸には心電図のパッドが張られている。
腕には点滴用の針が刺され、暴れても取れないよう、頑丈に固定されていた。
足には、酸素濃度を図るための何かが付けられている。

かわいそう

そんな気持ちが沸いてきて、自分も子どもが生まれても、あまり恵み過ぎないようにしようと思っていました。
けど、目の前の息子の姿を見て、その気持ちは薄れつつありました。(でも恵み過ぎるのはいけないって考えはあります)

毎日時間になると血液の検査を行うのですが、足のかかとに針を刺して、出てきた血を検査機のようなもので即座に検査。
針を刺した瞬間にゆっくりと大声をあげながら泣き出しました。

始めて聞いた息子の泣き声でした。
産声です。

何分か過ぎ、落ち着いた息子は眠りについた。

「箱の中に手を入れて触っても大丈夫ですよ!」
看護師さんにそう言われ、手を洗って消毒し、箱の横にある穴から手を近づけた。
目の前で眠っている姿を見て、頭を指でなでなで、頬っぺたをムニムニしていたら、
細くまぶしそうな目を開けて私のことを見て…

アアアアアアアア….アアアアアア!!!!!

泣き出しました。

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