第一章:医薬品に共通する特性と基本的な知識-その2

副作用

副作用ときいて、思い浮かぶのはなんでしょうか。
私の場合は風邪薬を飲んだら眠たくなるってのが浮かびました。

皆さんも経験があると思います。
副作用はそういったものです。
本来意図しない反応が出ることが副作用です。
風邪薬は人を眠りに誘う薬ではないので、眠くなること症状が副作用です。

WHO(世界保健機関)と日本では少し定義が違います。
これはテストで出題されやすいので、覚えておきましょう。

WHOでは「疾病の予防・診断・治療のため、または身体の機能を正常化するために、人に通常用いられる量で発現する医薬品の有害かつ意図しない反応
日本(独立行政法人医薬品医療機器総合機構法)では「許可医薬品が適正な使用目的に従い適正に使用された場合においてもその許可医薬品により人に発現する有害な反応
このように少し違っています。

副作用のリスクが高まる人

副作用は人の年齢や体調によって左右されます。
特に注意すべきは乳幼児や高齢者です。

テストでは、これらの年齢区分について出題されます。

●乳児  1歳未満
●幼児  7歳未満
●小児 15歳未満

※覚え方はイナゴ(1,7,15)です。

子どもは血液脳関門と呼ばれる、血液と脳の物質交換の関門が未発達のため、医薬品の成分が脳に達しやすいです。また、代謝や排泄に時間がかかるため、医薬品の成分が長時間体内にいることで、効果が強く出すぎたり、副作用がでやすかったりします。

高齢者は65歳以上を指します。
まあ「老後(65)」とでも覚えましょう!

高齢者は生理機能が衰えているので、成人と比べると効果が強く出やすいです。
だからといって、用法用量に「1回2錠」と書かれているけど、高齢者だから「1錠」と勝手に決めて飲む量を変えてはいけません。
市販の薬はある程度の個人差も考慮しているので、用法用量を守って服用しましょう!



妊婦への注意事項

妊婦と胎児は「血液-胎盤喚問」と呼ばれる、血液と胎盤の物質交換の関門です。
胎児に良いものを通し、悪いものは通さない。
ただし、医薬品にはこれを通ってしまうものもあります。

テストではビタミンAについての出題があります。
ビタミンA自体は摂らないと夜盲症になってしまうこともあるため、摂らない訳にはいきませんが、摂りすぎると胎児が先天的な異常(催奇形性)を起こす危険性を高めます。

他に、妊娠すると便秘になりがちですが、その時に便秘薬を服用してしまうと流産・早産を誘発する危険性があります。妊婦が便秘薬を購入しようとしていたら、必ず確認をとりましょう!

プラセボ効果

プラシーボ効果という人もいますが、プラセボもプラシーボも一緒です。
言い方の違いです。

聞いたことはあると思います。
思い込みで、その効果が起こることをいいます。
妊娠した!!妊娠した!!って思いこむと、生理が来ない。
これもプラセボのひとつです。(たぶん、知らんけど)

ただ、風邪薬だよ!って渡されて飲んだところ、飲んだ本人は風邪薬だと思っているが、実は中身は砂糖。
しかし、この思い込みで全く薬理学的な効果のない物質によって、結果的・偶発的に薬理作用によらない作用を生じることをプラセボ効果といいます。

ただし、副作用も起こる可能性もあります。
なので、プラセボ効果を期待しての医薬品の利用は避けるべきです。

一般用医薬品で対処できる症状

ここテストに出ます!
一般用医薬品は薬機法上、「医薬品のうち、その効能及び効果において人体に対する作用が著しくないものであって、薬剤師・その他の医療関係者から提供された情報に基づく需要者の選択によりしようされることが目的とされる(要指導医薬品は除く)」

ここで大事なのが、需要者(購入者)が自分で選択するってことです。
医者などではなく、あなた自身です!!!!

セルフメディケーション

最近テレビCMなどでも見る機会が増えたのではないでしょうか。
セルフメディケーションは「軽度な症状であれば一般用医薬品などを利用して症状を改善することを意味します。

一般用医薬品は「生活者が自ら疾病の診断・治療もしくは予防または生活の質(QOL)の改善・向上を図ることを目的とする」と定義されています。
登録販売者はそれの支援をする立場にいます。忘れないでください!



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